2012/02/18

家を建てるって大変!

現在家を建てている話は前にしましたが(「家を建ててます」参照)、正直、こんなに大変とは思いませんでした。めんどくさいんですね、家を建てるって。なにがめんどくさいって、誰か一人窓口の人がいてその人とやりとりをすればいいのではなく、個々の業者といちいちアポを取って、別々に会わないといけないところです。キッチンの業者と会ってキッチンの話をしても、「あ、でもキッチンの蛇口はウチじゃないんですよ、それはバスルームの業者と会って決めてください。あ、それから、両開きの冷蔵庫にするならここの壁を少し延長しないとですね。それは建築の業者と連絡をとってくださいね。」バスルームの業者に会いにいけば、「あ、電気のコンセントや照明は電気の業者と話してくださいね。それから、壁と床は建築の業者と打ち合わせてください。」という感じで。それぞれのテリトリーというものがあるのかもしれませんが、その全員と何度もやりとりしないといけない個人は大変です。

それでも、先週現場を見に行ったら、家の骨組が建って、家らしくなってきていました。この敷地内に、公園やサッカーコートも整備されることになっています。道を挟んだ向こうには幼稚園もあって、休みの日には敷地内の公園で遊んでいいことになっています。また、静かで、車の通りもあまりなく、近くに散歩できる自然エリアもたくさんあります。丘の上にあるので風が少し強いかもしれませんが、2階からは遠くに海も見えるハズ。
右から3番目がウチ。

中のほうも、キッチンのデザインと、家の間取りは決まりました。とはいっても、間取りで変えたのは、クローゼットをwalk-inのものにするのに、壁を少しずらしてクローゼットを大きくしたくらいで、ほぼもとのままです。キッチンは、小さいキッチンなので、カウンタースペースを2メートルほど延長して、作業できる場所と収納を広げました。また、ノルウェーの家では、洗濯機が地下や、またベッドルームやバスルームなどの洗濯物がでるスペースと違う階にあったりするので、洗濯物を抱えて階段を昇ったり降りたりしないといけません。そんなことをしなくてもいいように、ベッドルームの近くにあるバスルームを仕切って洗濯機と乾燥機を入れるスペースをつけました。照明も、明るさを調節できるスポットライトを沢山つけたので、そのときのムードによって明るくしたり、薄暗くしたりできで便利です。

今まだ調整中なのはバスルームの壁と床です。タイルについつい目が行ってしまいますが、周りから、タイルは手入れがめんどくさい、という意見多数なので、タイルっぽく見えるけれどなにも手入れしなくていい、という壁にしようかと検討中。あと、ダイニングテーブルの上につける素敵な照明を物色中です。

家を建てるのは確かに大変ですが、こうして自分の生活に合わせた家に変えられるのは利点です。でも、全部白紙からデザインして建てるんじゃなくて良かった、とも思っています。今の状態でも決めることが沢山あって大変なのに、これ以上選択が増えたら、とても処理できません。ノルウェーのように、デフォルトでもそこそこの国でよかった。

2 件のコメント:

  1. 素敵ですねぇ~できあがるの、楽しみです。

    我が家は15年前に建てました。地下室付きのカナディアンハウスです・・・なんて言うとカッコイイけど、地下なら容積率も1.5倍カバーでき、狭い土地に如何に広い家を安価で建てるかと考えた時、この選択肢しかなかったわけです。でも結果的に断熱効果が高く、基礎がしっかりしていてとっても満足しています。

    我が家も最初、フリープランニングで考えていましたが、とても大変そうなので、ある程度はメーカーに任せました。それでも毎回毎回細かいところの選択と決断を強いられ、面倒だったと記憶しています。
    Yukoさんのように業者ごとに打ち合わせをするのは本当に大変でしょうね。

    わたしも主人も転勤族の家庭に育ち、二人ともこれまでに13回ずつ、引越ししています。引越しはこれまた大変だけど、新しい家に荷物を入れるのはそれなりにワクワクするし、気持ちが晴れやかになります。

    それが、この家に引越ししてきたときは、頭の中で1年以上前から少しずつ創り上げてきたものですから、ワクワクやドキドキはなく、やっとたどり着いたという安堵感でいっぱいでした。

    お家完成まで、またまたブログから目が離せないわ!
    (いつも長くてすみません)

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  2. 家を建てるのが大変なのはどこ国でも一緒ですね。それにしても、引越し13回って、すごいですね。私はアメリカに行くまで1度も引越しをしたことがありませんでした。そのあとは、何度も引っ越していますが、一人で引っ越すのと、家族で引っ越すのでは、荷物の量が全然違いますよね。私達は、アメリカからノルウェーに引っ越すときは、コンテナを貸し切ってその中に大量のダンボール箱と自家用車を詰めて送りました。

    家はまだまだ完成までしばらくかかりますが、たしかに前より実感もわいてきて、楽しみになってきました。また、進行状況などブログで報告しますね。

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