2012/08/29

新居完成間近・・・かな?

なぜ忙しいときにかぎって、さらにやることが増えていくのでしょうか。「お金は淋しがりだから、よりお金のあるところに集まるようになっている」とは、昔友達が言った言葉で、言いえて妙、と心から納得したものですが、忙しさというのも、なんだか忙しさを生むように思います。そういえば、お店やカフェなどでも、お客さんはまとめてがばっと来たかと思うと、急に誰も来なかったりして。物事には波というものがあるのでしょうか。なんて、そんなことを考えてしまうのは、最近妙に忙しいからです。日本ももうすぐ新学期ですが、こちらではもう8月の半ばから新学期が始まっています。私はこの学期クラスをふたつ教えているので、ほぼ毎日、日によっては二つ、授業があります。ひとコマ2時間で教えているので、授業がふたつある日などは、それだけでもうぐったり。それに加えて来週プラハでの学会、さらにそこから直行でベルゲンへ行って別の会議、と立て続けに発表があり、それらの発表の準備にも追われています。そしてさらに、新学期ということで、子供たちの習い事の新しいスケジュール、プレイデート、毎週末のようにやって来るお誕生会、と、子供関連でやることも盛りだくさん。ただでさえ毎日やることがいっぱいなのに、そこにさらにダメ押しが新居。去年から建てている新居が、とうとう完成間近なようです。

新居完成は嬉しい反面、このクソ忙しいときに引越しのことなど、考えただけで頭がクラクラしてきます。しかし、引越し以前に、まだまだやらなければいけないことが沢山!私も夫も、見たくない物には目をつむる習性で、今までそれらの事を先送りにしてきたのですが、もうそんなことを言っていられないほどに新居の建設は進んだようです。先日新居の照明やバスルームの業者に会ってきたのもそのためです。また、家の中ばかりでなく、外もどうするのか考えなければいけません。しかし、ちょっと何かするだけで目玉の飛び出るような価格を払わなければならないノルウェー。ガレージの前を舗装するだけでも随分な出費です。また、家の裏庭にパティオを付けてもらったので、そちらも結構な出費。この調子で、新居への出費はじりじりと上がっていきます。しかし、自分たちでやる、などというスキルは持ち合わせていないので、人を雇ってやってもらうしか道はありません。

2012/08/21

祝 ノルウェー語テスト合格!

ノルウェー語のテストに無事合格いたしました。

やったー!素直に嬉しい!そしてほっとした!前にも書きましたが、テストを受けた後の感覚としては、たぶん大丈夫と思うけど、落ちる可能性は少なくはない、というものでした。特にリスニングはちょっと(かなり)危ういと思っていたので、合格ときいて、とっても安心した反面、私程度のレベルでも合格できるとは、採点がめちゃめちゃ甘いに違いない、とも思ってしまいました。

自分で言うのも何ですが、私のノルウェー語は、日常会話にも困るほどのかなりの低レベル。会話の出だしは好調ですが、そのまま5分も会話が続かない!それは、ノルウェー語だとあまりに効率が悪いために、5分も経つ頃には会話も英語に変わってしまっているから。これでは上達なんてするわけない、と思っていた矢先、とあるお店で、そのお店の店員さんとノルウェー語の会話が随分続いたことがありました。なぜそんなにノルウェー語の会話が続いたかといえば、ひとえに店員さんが英語を喋るのを拒否したためです。

そのお店に行ったのは、今建てている家の照明を選ばないといけなかったからです。すでに契約によってそのお店で購入しないといけないことになっており、向こうも家の間取りなども承知なので、部屋ごとに、ここはこんな感じがいいんじゃないかしら、とか色々アドバイスをくれて大助かりなのですが、彼女は「私、あまり英語が上手じゃないから」と、私のノルウェー語レベルとは無関係にとにかくノルウェー語を通します。私もありったけのノルウェー語で応対。身振り手振りも交えての私たちの会話は周りから見たらちょっと滑稽だったかもしれませんが、こっちも必死です。なにしろ、新居の照明がかかっているのです。

2012/08/07

トルコでバケーション

バケーションでトルコに行って来ました。またしても滞在型のキッズフレンドリーなホテルですが、今回は初めて2週間の滞在、いつもの倍の長さです。1週間だと、いつも最後の方で、もう終わっちゃうから今のうちに泳いでおかなくちゃ、などと少々ストレスが溜まるので、今回ちょっと長めに取ってみることにしました。とはいっても、2週間という滞在期間はごく普通で、ホテルだと、みんなだいたい1~2週間滞在するようです。もっと長期で滞在する人は、よりアパートっぽい物件を選ぶ場合も多いようで、実際、夫の妹一家は今フロリダのプールつき借家に1ヶ月滞在しています。

長さもさることながら、トルコというのも今回初めてです。今までクレタとスペインだったので、ちょっと変えてみようか、ということになりました。北欧人のバケーションの目的地としてはとてもポピュラーです。また、スペインよりちょっとお値段も手ごろなようです。

私たちが今回訪れたのは、シデという、トルコ有数のリゾート地です。アレクサンダー大王にも占領されたという古い街。古代遺跡も残っていて、特に2万人以上収容したという円形劇場や浴場跡、神殿跡など色々残っていて、もちろん入って見ることもできます。私たちが泊まったホテルは、そのシデの市街地から車で5分ほどの所にあるリゾートホテルです。ホテルは居心地よく、食べ物もわりと美味しいし、特に不満はなかったのですが、なんとトルコでも異常気象という猛暑にあたってしまいました。毎日暑い!それも、45度とか47度とかのレベルの暑さです。これでは、どんなに素敵な遺跡があっても、昼間見に行こうという気にはなれず、結局毎日ホテルのプールに入ったり、ホテルの子供の遊び場に行ったりするのみで、シデの街にも2回ほど行っただけです(それも夕方から)。それでも、シデの遺跡は迫力あり、ちょっとした博物館もあって、古代の人々の暮らしに思いを馳せることができました。特に、私は今塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読んでいて、ちょっと歴女な気分だったので、遺跡をよりいっそう堪能できました。でも、この暑さでは、カッパドキアに行くなどは到底無理でしたが。

劇場の通路

劇場と、その向こうにはアポロンを祭った神殿。
劇場ではグラディエーターも戦ったそうです。
浴場跡の遺跡にはちょっとしたミュージアムもありました。
市街地はお土産屋さんでいっぱい。