2012/12/13

ビバ IKEA?

IKEAにはシアトルでの学生時代からお世話になっています。カリフォルニアに引っ越してからも、それは変わりません。その後コロラドに引っ越した時には近くにIKEAがなく、「一体どこで家具を買えばいいの?」と途方に暮れたのを覚えています。もちろん、コロラドに住んでいる人だって家具を買っているわけで、家具屋さんは当然あるのですが、学生時代は家具と言えばセカンドハンドで安く買ったものか、IKEA で、となんとなく決まっていたので、卒業してもその感覚が抜けなかったようです。

IKEAの魅力はやはり何といっても、その安さとデザイン性ではないでしょうか。「こんなに可愛いものがこんなに安く!?」と、初めてIKEA に行った時は大変驚いたものです。また、上の階のディスプレーセクションはIKEAの家具や品物の「使い方例」を示して客にインスピレーションを与え、下の階には雑貨と倉庫、という大変ウマいやり方をしていて、しかもそのほとんどを回らないと出口にたどり着けない仕組みになっていて、買うつもりのなかったものまでついつい手を出してしまうという始末です。しかし、アメリカに住んでいた頃は、IKEAは近くにはありませんでした。少なくとも車で一時間かかる距離にあり、「ちょっとIKEAまで」というよりは、「今日はIKEAに行くぞ!」という心持ちでした。特にシアトルに住んでいる時は車を持っていなかったので、車を持っている友達に便乗してやっとIKEAに行くことができる、という状態でした。

その後ノルウェーに引っ越して来て、IKEAはノルウェーの人にとって、かなり身近な存在であることを知りました。まず、立地。スタヴァンゲルでは、中心街からでも車で10分。もちろん広い駐車場つき。私たちなどはIKEAは通勤の途中にあり、毎日IKEAの横を通って仕事に行きます。そして、デザイン。IKEAはお隣のスウェーデンが本社なので、デザインはスカンジナビアンで、ノルウェー人の感性とも一致します。そして、もちろん値段。物価の高いノルウェーでは、機能的なものを安く買えるIKEAはやはり心強い存在です。こにらに引っ越してきたばかりの頃、何軒かのお家を訪問したとき、どのお宅でも同じグラスを使っていて、「これは一体どういうこと?もしかして政府配給?」なんて思ったら、なんとIKEA製。そう、IKEAはそのくらいノルウェーでは普及しているのです。

2012/12/09

新居に新家電

新居に引っ越してからもうすぐ一ヶ月経ちますが、やっと荷物の整理も一段落して少し落ち着いてきた今日この頃です。理由のひとつには、お店に私たちが選んだ冷蔵庫の在庫がなく、3週間も待って、やっと先週配達されてきたのです。一緒に買った洗濯機と乾燥機も一緒に配達されてきたため、結局冷蔵庫、洗濯機、乾燥機のないまま3週間生活する羽目になったのです。いったいどうやってこれらの家電のないまま3週間も生活したのか。さすがに冷蔵庫がないのは困るので、小さい冷蔵庫(ホテルのミニバーについてくるようなやつ)を購入して、それを使っていました。家族4人でミニバーサイズの冷蔵庫はさすがに辛いので、野菜などは玄関の外に出して天然の冷蔵庫。それでも冷蔵庫はミルク、たまご、それにちょっとしたお肉などを入れたらもういっぱいいっぱいでした。そして、洗濯。幸い前に借りていた家の契約が11月いっぱい残っていたので、借家に洗濯をしに通いました。そうはいっても、そんなに頻繁にも行っていられないのと、ノルウェーの洗濯機・乾燥機はやたらに時間がかかるので(洗濯に2時間半、乾燥に4時間なんてことも!アメリカの倍以上の時間がかかる!)、2,3日に一回洗濯するのがやっとでした。

その反面、新居に入れた家電は高級品とはいわないまでもそれなりに良いものを選びました。まず、レンジトップ(って言うのでしょうか。おなべを火にかけるところです)。日本の方には今さら、思われるかもしれませんが、我が家もやっとインダクションを導入しました(日本で言うIH)。これがまた、素晴らしい!お湯もあっという間に沸くし、掃除も超簡単。また、オーブンと一体型でなおかつキッチンのカウンタートップと一緒になっているので、変な隙間などがなく、掃除も楽です。食器洗い機はそんなに変わりませんが、一体型なのであまり外から目立たないのと、静かなのがグー。レンジも一体型のものを選択して棚に収まっているので、背が低い私にはすこし大変ですが、それでもレンジにカウンタースペースをさく必要がないので、狭いキッチンにはありがたいです。

奥にあるのがインダクションのレンジトップ。その下についているのがオーブン。カウンタートップと一体になっているのが分かるでしょうか。上についているのがオーブンレンジ。