ウチの窓際にももちろん蘭の花が飾ってあります。 (ブラインドが閉まっているので分かりにくいかもしれませんが窓際です。) |
日本人だってアメリカ人だってお花は好きですし、家にはグリーンの鉢植えが飾ってあったりしますが、こんなにたくさんの蘭の花を見た覚えは日本でもアメリカでもありません。なにしろ、どの家にも、例外なく、必ずひとつは蘭の鉢植えがあるのです。私がお邪魔したことのあるおうちだけでなく、例えば散歩のときに通りかかる道の脇の家々の窓にもたいてい蘭の花がおいてあります。最初はかなり不思議に思ったものですが、自分も蘭の鉢植えをいただいてみて、納得。蘭の花は綺麗で、見ていると気持ちが上がりますし、その優美なフォルムはモダンでシンプルなノルウェーのインテリアにマッチするだけでなく、白とかグレーとかのニュートラルトーンでまとめられがちな室内に明るい彩を添えます。そして、なにしろ手入れが簡単!私はグリーンハンドなどは持ち合わせておらず、どちらかというと、ちゃんと世話をせずに植物を殺してしまう方ですが(植物好きの方、すいません!)、蘭の花はそんな私にも寛容です。そして、馬鹿にできない生ゴミの量。花は他の食品ゴミと一緒に生ゴミ扱いですが、切花のブーケなどは、頻繁に花瓶の水をかえてもせいぜい一週間くらいしかもたない上に、枯れてしまった花を捨てるとけっこうかさばります。花を飾る、というロマンの世界の話なのに、ゴミの容量などという超現実的な理由を挙げるのもはばかられますが、ウチの地方自治体はゴミの収集が二週間に一度しかない上に、ゴミ箱の容量もそんなに大きくないので、けっこう切実な問題です。長持ちする蘭の鉢植えなら、切花に比べてゴミの量もうんと少なくて済みます。