2013/01/31

お誕生パーティー

子供のいるみなさんは、子供の誕生パーティー、どうされてますか?考えてみたら、子供を持ってから日本で子供の誕生会に呼ばれた記憶がないので、日本の誕生会事情がどんなものなのか知らないのですが、どこでするか、誰を招待するか、など、いろいろ頭が痛いのは同じなのでしょうか。

我が家でも先日上の娘の7歳の誕生会を行いました。誕生日は平日だったので、その週末に誕生会を開くことにして、土曜日に親戚・家族で、日曜日にお友達をよんで、と2度パーティーです。家族でのパーティーはもちろん自宅ですが、お友達をよんでのパーティーは、近くのプレイランド、というのか、巨大な屋内の遊び場施設で行いました。なにしろ、クラス全員招待してあるので、全員来たら21人。とても自宅では無理です。

この、クラス全員招待、というのも、随分検討を重ねた末の結論です。親友二人はまず招待するにして、そのほかの子供たちのうち、誰を招待するのか。他に2,3人女の子を招待するのならばもちろん自宅でしますが、この2,3人を選ぶのが随分難しかったのです。あの子も、この子も、と思えばどんどん数が増えていきます。そして、お誕生会によんでもらった子は、やはり自分の誕生日にも招待したいのは当然です。また、7歳ともなると、誰が誰の誕生会に行くのか、という情報は子供たちの間で伝達される模様。そうして、へんに仲間はずれにされてしまう子供がいたら困るし、などど考えると、結局「もう、全員招待してしまえ」ということになりました。

2013/01/24

ノルウェー冬の大気汚染!

先日ノルウェー人の「外に出る」及び「新鮮な空気」オブセッションについて書いたばかりだというのに、なんとしたことか、あまり外に出られない状況になってしまいました。なぜかというと、大気汚染がひどいためです。ノルウェーといえば、「美しい自然」というイメージで、公害や大気汚染とは程遠いように思われるかもしれませんが、ノルウェー人とて仙人のような暮らしをしているわけではなく、車も運転すればゴミも出します。しかし、今問題になっている大気汚染はノルウェーの冬の気圧配置の影響によるもののようです。というのは、ここのところ冷え込んで、海岸性気候で普段あまり寒くならないスタヴァンゲルでも毎日マイナス10度などという日々が続いているのですが、このように寒くなると、どうやら大気が動かなくなってしまうらしいのです。ちょうどポケットのように空気がこもってしまい、動かなくなるのだとか。そうすると、大気の汚染物質も動かないでこもってしまい、大気汚染がひどくなるわけです。私ももう4年以上ノルウェーに住んでいますが、こんなにひどい大気汚染は初めてです。どんなにひどいかというと、スモッグが目に見えるほどひどく、LA並みです。どうやら一番ひどいのはベルゲンのようですが、スタヴァンゲルでも地区によっては、喘息のある人や子供はあまり外にでないように、との警告が出されたそうです。

この、冬特有の大気汚染をさらにひどくしていることがふたつあります。ひとつは、ディーゼルで走る車が沢山あること。これは皮肉にも、ノルウェーの政府がディーゼルエンジンの車の方が燃費がよく、より環境に良い、と奨励したこともあって定着したのですが、最近になって、ディーゼルエンジンの方が二酸化炭素の排出は低くてもその他の汚染物質は沢山出る、というのが分かったのだとか。環境によかれ、と思ってしたことが、違ったところで裏目に出てしまったようです。

2013/01/16

冬でも外へ!

ノルウェー人のアウトドアオブセッションについては前にも書いたと思いますが、とにかくノルウェーの人は外に出るのが好きです。新鮮な空気を吸わなくては!と、毎日散歩に行ったりしますが、特に天気が良かったりすると、「またいつこのような天気に恵まれるか分からない!」とばかり、とにかく外に。夏もそうですが、それは冬でも変わりません。特に冬に人気なのがクロスカントリースキー。そうそう、地面を歩くタイプのスキーです。

ところで、私はクロスカントリースキーがあまり好きではありません。だいたい、日本ではクロカン(クロスカントリースキーのこと)などやったことある人の方が少ないかと思いますが、私はなにしろ雪国出身。冬季の体育の授業がスキーになる地域で生まれ育ったのです。そして、小学校のスキー授業はクロカン。しかも、私は水泳部に所属していたのですが、冬はプールに入れないので、水泳部は冬になると全員クロカン部に(強制的に)入部。でも、トレーニングなので、基本的に毎日ひたすら校庭をぐるぐる。つまんないって。スキー遠足というのもありました。クロカンのスキーをはいて、近くの山に遠足するのです。吹雪だろうとなんだろうと決行。一度すごい吹雪の年があって、本当に死ぬかと思ったこともあります。とにかく、私にとってのクロカンは「つらい」とか「苦しい」とか「寒い」とかいった思い出しか残っていません。こうなると、子供に厳しいトレーニングをやらせるのも考え物です。やりすぎると、私のように、そのアクティビィティーが嫌いになってしまうことも。

とにかく、そういうわけで、自分からあえてクロカンしたいなどとは露ほども思わない私ですが、ノルウェーにいるとなんだかクロカンしないといけないような気にさせられます。なんというか、クロカンへの心理的な垣根が低いといいましょうか。車にクロカンスキーを積んで、ちょっとそこまでスキーをしに、みたいな感じ。ダウンヒルではこうはいきません。装備ももっと重いし、なにしろスキー場に行かないといけませんが、クロカンだったら散歩感覚です(とはいえ、スタヴァンゲルはそんなに雪が降らないので、スキーをするには1,2時間のドライブが必要なことも多く、そこまでフットワークは軽くはないかもしれませんが)。その証拠に、沢山の人がクロカンのスキーを所有しています。山小屋に行っても、冬ならダウンヒルだけでなく、クロカンのスキーも楽しむことでしょう。

2013/01/09

ベビーカー対おんぶ

今は子供も大きくなって、ベビーカーを押したり、オムツを交換したりすることもなくなり、本当に楽になったな~、と感じます。昔と比べると、出かけるときの荷物の量が全然違います。昔は、ベビーカーはもちろんのこと、おむつバッグ(ちゃんと補充してあるのを確認!)には泣き出したときのためのおもちゃやら、スナックやら、飲み物やら、ベビーフードやら、げっぷ用の布やら、寒くなった時用の服やらが入り、さらに街歩き用にベビービョルン(抱っこ用)も持って、もう出かける前に疲れちゃうような装備でした。確かに今でも、出掛けというのはそんなにすんなりいくものではなく、出掛ける、というときになって子供たちは、お人形を持っていくとか、おなかがすいたとか、こっちの靴がいいとか、タイツはくのイヤとか、もっとテレビ見る、とかいろいろ言い出すので、その子供たちをなだめすかしたり、どなりつけたりしてなんとか時間通りに家を出るのはチャレンジではあります。それでも、やはり前よりは楽だと思うのです。

大きな理由のひとつは、やはりベビーカーです。どんなに改良されて軽くなったりしても、どうしたってそれなりに大きくなくてはならないわけで、車の乗り降りの度に閉じたり開いたりして面倒くさく、お店の中や建物の中では大変に邪魔っけ。かといって、ないととても困る。それでも、私はアメリカやノルウェーという比較的広い場所で子育てしてきたのと、普段車なので公共の交通機関にほとんど乗ることがない、という点でまだ楽だったのではないかと思います。それは、日本に帰郷中に東京などに滞在した際、あまりの大変さに愕然としたからです。まず、駅全部にエレベーターがついているわけではなく、あってもすごく歩かないといけないところしかなかったり、込んでいて乗れなかったりして、かなり不便でした。また、階段を使うにも、ベビーカーを持って荷物を持って子供も持って、となると、もう限界寸前です。だから日本ではおんぶしているママも多いのでしょうか。

ところで、ノルウェーでもアメリカでも、抱っこ紐(ベビービョルンなど)はあっても、おんぶ紐、というのは見た事がありません。場所があるからなのか、赤ちゃんは基本的にベビーカーに収まっていて、だいたい抱っこ紐を使うのはあまり見かけませんが、いたとしたらそれは前中心で、あってもスリングで脇にかかえている、とか。確かに、おんぶすると、両手が使えるから楽ですし、また、例えばレストランなどで子供がぐずったとき、ベビービョルンなどで前抱っこしながら食事をしようとすると、赤ちゃんの頭に食べ物がこぼれてしまわないように注意を払う必要がありますが、だっこだったらそんな気遣いは無用でしょう(でも、背もたれによりかかれませんが)。ノルウェーでもアメリカでも、ぐずった子供を片手で抱っこしながら食事の支度をしたりする光景を見かけますが、それだと片手しか使えないし、子供の体重を片手で支えないといけないので疲れます。それでもおんぶ紐でおんぶしないのは、なぜなのでしょうか。

2013/01/01

クリスマス休暇終わり!

明けましておめでとうございます。忙しくて途切れがちなブログですが、今年もどうぞよろしくお願い致します!

日本ではやはりお正月がメインのこの時期かと思われますが、ノルウェーではお正月はあっさりしていて、大晦日に花火を打ち上げて盛大にパーティーをして、元旦に休んだらもう二日からは普通に仕事に行く人も多いようです。とはいえ、うちの子供の学校は今週いっぱいお休みなので、私たちは、たまった仕事を片付けるため、子供の通う学校で共働き夫婦のために有料で運営されているチャイルドケア(託児所みたいな感じでしょうか)に子供たちを預けて明日から仕事です。冬休み中にも仕事をする、という予定はまったく実行されずじまいでした。なぜなら、お正月はあっさりしていても、本命のクリスマスがあったからです。

子供たちにとっては「あーあ、もう終わっちゃった」と思われるクリスマスですが、大人たちは「やっと終わった」とほっと一息ついているところではないでしょうか。ノルウェー人はキリスト教国ということもあり、クリスマスは盛大です。ノルウェー人はクリスマス一ヶ月も前から準備に取り掛かります。家はクリスマス用に飾り立てられ、クリスマス用のクッキーをせっせと作ります。クリスマスのディナーに何を食べるかも決めないといけません。とはいえ、ノルウェー人のキリスト教に対する感覚はちょっと日本人の仏教に対する感覚に似ているようにも感じます。もちろん個人差はありますが、私の周りはあまり信心深い人はいないので、特にクリスマスに教会に行ったりもせず、単に大きなイベントとしてとらえられているように思います。日本では恋人同士で過ごすクリスマスも、欧米ではもっぱら家族で過ごすもので、反対に新年は友達や恋人と派手に祝う、という、日本とは逆の過ごし方です。しかし、日本同様、いえ、日本以上に、ノルウェーのクリスマスは商業化されています。