2013/01/31

お誕生パーティー

子供のいるみなさんは、子供の誕生パーティー、どうされてますか?考えてみたら、子供を持ってから日本で子供の誕生会に呼ばれた記憶がないので、日本の誕生会事情がどんなものなのか知らないのですが、どこでするか、誰を招待するか、など、いろいろ頭が痛いのは同じなのでしょうか。

我が家でも先日上の娘の7歳の誕生会を行いました。誕生日は平日だったので、その週末に誕生会を開くことにして、土曜日に親戚・家族で、日曜日にお友達をよんで、と2度パーティーです。家族でのパーティーはもちろん自宅ですが、お友達をよんでのパーティーは、近くのプレイランド、というのか、巨大な屋内の遊び場施設で行いました。なにしろ、クラス全員招待してあるので、全員来たら21人。とても自宅では無理です。

この、クラス全員招待、というのも、随分検討を重ねた末の結論です。親友二人はまず招待するにして、そのほかの子供たちのうち、誰を招待するのか。他に2,3人女の子を招待するのならばもちろん自宅でしますが、この2,3人を選ぶのが随分難しかったのです。あの子も、この子も、と思えばどんどん数が増えていきます。そして、お誕生会によんでもらった子は、やはり自分の誕生日にも招待したいのは当然です。また、7歳ともなると、誰が誰の誕生会に行くのか、という情報は子供たちの間で伝達される模様。そうして、へんに仲間はずれにされてしまう子供がいたら困るし、などど考えると、結局「もう、全員招待してしまえ」ということになりました。


もしかして、私たちは神経質になりすぎているのかもしれません。実際、少人数の誕生会というのも行われているのです。しかし、娘たちの通う英国学校はどちらかというとそういうのがルースなようで、ノルウェーの学校だと、「女の子なら女の子全員」「男の子なら男の子全員」「もしくはクラス全員」という暗黙のルールがあるとききました(ただし、小学校も低・中学年くらいだと有効なようですが、大きくなるにつれ、より友達のグループがはっきりしてくるので、だんだん関係なくなってくるようですが)。先日あるノルウェー人のママが「娘の誕生会を開くのだけれど、女の子は全員招待するにして、一人だけ昔から親しくしている男の子がいて、娘はその子を招待したいのだけれど、男の子をその子ひとりだけ招待する、というわけにはいかないのよ。その子をよんだら、他の男の子も全員よばないと。」と言っていました。難しいんですね。

そういうわけで、クラス全員招待、ということになり、2週間前に招待状も出してありました。みんな忙しいので、これくらい前に出しておかないと、という配慮によるもので、娘がもらってくる招待状もだいたい2週間くらいの余裕を持って出されるようです。標準のパーティーの長さは2時間です。自宅で行う場合も、プレイランドで行われる場合も、親が子供をその場所まで送ってきますが、親はそこにいる必要はありません。2時間後にまた子供を迎えに行けばよいのです。

プレイランドでパーティーが行われる場合、親はケーキとちょっとしたスナックを用意しますが、ホットドッグやピザなどがいろいろ付いてくるプランをオーダーしておけば、あとは子供たちは基本的に勝手に遊んでいてくれるので、そういう意味での親の負担は軽減されます。娘がお友達の自宅で行われるパーティーに行くと、いろいろゲームやクラフトが企画されていて、子供たちは大喜びですが、親は大変だなあ、と思うと同時に、私たちにはとても真似できない、と思うのも、あまり自宅でパーティーをしたくない理由です。ただ、プレイランドで行った場合、入場料プラス食べ物代でひとりにつき2~3千円。大人数だとけっこうなお値段ですが、自宅で行う場合にもクラフトやら飾りつけやらお菓子やら紙コップに紙皿やら、と、いろいろ揃えたら結局それなりの出費になる、と、自宅でパーティーを開いた人も言っていました。まあ、パーティーなのだから、ある程度の出費は仕方がない、ということなのでしょう。夫の妹は「ウチでは特別にエンターテインメントは用意しないで、勝手に遊ばせておくわよ」とのことでしたが、プレイランドの盛況ぶりを見れば、この手の誕生会はノルウェーの学校に通う子供たちとその親にも人気なのは一目瞭然です。先日久しぶりに会ったノルウェー人の友人夫妻も、娘さんが数週間前に同じような誕生会をしたばかりだと言っていました。

さて、誕生パーティーで必ず用意しなければいけないのは、パーティーバッグ。「私のパーティーに来てくれてありがとう」というジェスチャーですが、小さなバッグにはキャンディーやチョコレート、ちょっとしたおもちゃや文房具が入っていることもあります。子供たちはこれをもらうのをとても楽しみにしています。いっぱい遊んで、ケーキもおやつも食べて、もっと遊んで、その後このパーティーバッグをもらって、お誕生会終了、となるのです。これがないと、「え~、パーティーバッグないの~!!!」と、子供に大不評をかうことになるので、忘れるわけにはいきません。これも、前は自分たちで用意しなければいけませんでしたが、今ではプレイランドでもオーダーできるようになりました。パーティーバッグといい、プレイランドでのパーティーといい、やはり、需要のあるところには供給がくるようです。

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