2012/02/01

家を建ててます

今、家を建ててます。ノルウェーではもう建ってる中古の家を買う方が一般的かと思いますが、なにしろ家の値段がべらぼうに高いので、比較的新しくて、便利な立地の家なんてムリ、手が出ません。どれくらい高いかというと、3LDKで一億円とか(!)。もう少し手が出そうな家は人気もあるので、競売のプロセスで値段が競りあがって、結局すごく高くなるか、または古くて(下手したら築100年なんてことも)、いろいろ修繕しないといけない物件だったりします。自分たちで手を入れるなんてスキルが全くない私たちは、始めからそういう家は買わないことにしています。人件費もべらぼうに高いので、人を雇って修繕していたら、結局高くついてしまいます。知り合いには、わざわざアイスランドやポーランドから飛行機代を払って人を雇い、大工仕事をしてもらっている人もいるくらいです。

ここは、サンフランシスコでも東京でもない、小さい街なのに、なんでこんな値段になるのか。はっきり言って住宅バブルです。家の値段が年に20~25%も上がります。引っ越してきたときから、いつバブルがはじけるかと待っていたのですが、全くはじける気配もなく、金融危機も無事乗り切ってしまいました。このまま待っていても値段がどんどん高くなるだけのようなので、この辺でそろそろ家を買うことにしました。

場所は少し中心から離れていますが、それなりに便利な立地の新興住宅街です。家は、全く白紙から自由に建てるのではなく、もう大体のスペックは決まっていて、その中でキッチンやバスルーム、壁などを自分の好みにに合わせることができます。というわけで、先日キッチンとバスルームのショールームに行ってきました。




感想は・・・素敵!さすが北欧、モダンでシンプルなデザインが揃っています。確かにこんな家に住めたら素敵です。でも、お値段もさすがノルウェー。キッチンもバスルームも、つくりはアメリカと似た感じですが、お値段はアメリカの倍くらいではないでしょうか。それでも、ショールームにはひっきりなしにお客さんがやって来ます。ノルウェーの人たちは、食に対する情熱はあまりなくても、住に対する情熱はたくさん持ち合わせていて、リフォームなどは自分たちでやってしまいます。石油会社にお勤めのお隣のだんなさんは、パティオやバルコニーも自分で作ってしまいました。しかも上手!DIYとはとても思えない、プロ並みの腕前です。

さて、私たちも、ショールームを参考に、自分たちのライフスタイルに合ったデザインを決めたいと思います。家の方は、今年中に完成予定です。(注・写真はカタログから引用しました。私の自宅ではありません!)



ところで、アメリカに住んでいるときから、家を建てる時はウォッシュレットのトイレを入れるのが夢だったのですが、最近ノルウェーにもスイス製のものが輸入されてきたようです。そのお店では、「今日一つ売ったばかりだよ」とのことですが、お値段はなんと約50万円。導入する価値あると思いますか?

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