昨日、ノルウェー語のテストを受けてきました。朝の11時から午後2時半までヒアリングと筆記の試験があり、さらに夜にはスピーキングのテストがあり、終わった頃にはもうぐったりです。
テストの出来は・・・微妙。筆記とスピーキングは多分大丈夫と思うのですが、ヒアリングがちょっと心配です。自分のヒアリング力の無さを痛感する結果となりました。普段スタヴァンゲル訛りのノルウェー語を聞いているのがいけないのでしょうか。ちなみに、スタヴァンゲルのノルウェー語はけっこう訛っていて、ノルウェー語で"not"に相当する「イッケ」は、スタヴァンゲル方言だと「イッシャー」、「私」の"I"は標準語では「ヤイ」ですが、スタヴァンゲルだと「エグ」、"what"は標準語だと「ヴァー」ですが、スタヴァンゲルだと「カー」という具合に、随分違います。外国人としては、ノルウェー人口少ないんだから、みんな標準語喋ってよ、と思ってしまいますが、彼らは方言にプライドを持っているので、はいそうですか、と標準語を喋るということはありえません。しかし、話によると、もっと北の方はさらに方言がすごいそうで、北部ノルウェーにお住まい方、ご苦労お察しします。
さて、ヒアリングと筆記テストの方は、スタヴァンゲルフォーラムというコンベンションセンターで行われました。レベル2のテストだけでも、大きな会場にざっと300人くらいの受験者です。ノルウェー語のテストを受けに来る人はこんなにいるのか、と、自分のことは棚に上げつつびっくりです。受けに来ている人も、ロシア・東欧系からアフリカ系から中東系からアジア系からと色々。テストのインストラクションは全てノルウェー語で行われたので(当たり前?)、私は聞き逃さないように必死に聞いていましたが、それでも、ヒアリングテストが終わった後トイレに行こうとして、「まだ休憩時間じゃないから席を立たないで!」と試験官の人に厳しく注意されました。でも、そんな試験官の目を盗んでぱらぱら席を立ってトイレに行く人もけっこういましたよ。私たちは中級ノルウェー語のテストを受けに来ているわけなので、ノルウェー語で出される細かい指示(トイレ休憩はいつとか)を全て完璧に理解することを期待する方が無理ってものです。
テストの内容は完全に移民労働者向けで、作文の問題が「あなたは週末にできる副業を探しています。郵便受けに入れたり、お店の掲示板に張ったりする広告文を書きなさい。例えば、あなたはどんなことができるとか、時給はいくらくらい欲しいとか、いつから始められるかなどを盛り込んで書くとよいでしょう」。いや、仕事を探している人には確かに役立つかもしれませんが、私一応大学教授。週末の副業なんて探してないし、仮に探していたとしても、郵便受けに広告入れたりしないんですけど。だいたい、ノルウェー語のクラスの内容からして、仕事を探している移民労働者もしくは避難民、というシナリオを基に教科書なども作成されているような気がします。実際そういう人が大多数なのかもしれませんが、私のノルウェー語のクラスのクラスメートは、高スキルで専門職についている人も沢山いました。というわけで、より多様なバックグラウンドの移民に合わせて、もう少し内容を改善していただけないものでしょうか。
さて、スピーキングのテストは夜6時半にスタヴァンゲルのヨハネスラーニングセンターに集合、ということで、急いで子供の晩御飯を作った後に家を出て試験会場に向かいました。テストは15分ということでしたが、ペアで行われ、私はそのグループの最後だったので、結局7時過ぎまで待っていました。その間喋っていたイラン人の女性が一緒にテストを受けるパートナーだったので、待っている間に少しウォームアップできて良かったです。テストが行われた部屋にはふたりのノルウェー人女性がいて、一人は試験官、もう一人は記録係でした。まず自分の自己紹介をして、それから私とイラン人女性で仕事の満足度に大切なことは何か、ということについて会話をし、その後イラン人女性は一番好きな季節について、私は夏休みの予定について話をして、おしまい。
テストの結果は6週間後に郵送されてくるそうです。全部のセクションに合格しないといけないので、ヒアリングがアウトだとテストもアウトです。I'm crossing my fingers!
今日は~!
返信削除試験、ご苦労様でした。
でも きっと合格だと思います。
うちの長女が英国でノルウェーの授業を取りました。
先生がベルゲン出身だったので 少し戸惑ったようです。
私もすぐノルウェーですので
ノルウェー語の授業、必須(笑)
この歳で移民対象の試験を受けるなんてねェ・・・
でも今から楽しみ?です。
そういう前向きな態度だときっと楽しめると思いますよ!クラスメートも、普通だったら会わないような人たちと会えるので、新しい発見があって面白いです。
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