2012/05/02

ノルウェー人と日焼け

日本はゴールデンウイークですが、ノルウェーでも学校が、月、火とお休みだったので、連休だった人もたくさんいたと思います。

さて、そうして連休明けの今日職場に来てみたら、やけにみんな日焼けしています。同僚の一人は、サングラスのあとまでくっきり。他の同僚も「一日庭で日光浴していたら、こんなに日焼けしちゃった」と言っていました。どうやら、週末お天気が良かったので、みんな外で過ごしたため、日焼けしてしまったようです。ノルウェー人、また、他のヨーロッパ人もそうかもしれませんが、みんな日焼け好きのように思います。もちろん個人差はありますが、概して適度に日焼けしていた方が良い、と思われているようです。

これは、バケーションと関係があるのでしょうか?つまり、天気の悪いノルウェーにいたらなかなか日焼けできないけれど、南にバケーションに行けばこんがり日焼けして帰ってくるのがお約束。そういう意味で、日焼けはスタータスシンボルなのかもしれません。また、健康のため、という理由もあるかと思います。日照時間が短い北欧の冬は、ビタミンD不足になりがちなので、太陽が出ていたら、当たってビタミンを作るべし、ということになっています。また、アウトドアアクティビィティー好きのノルウェー人は、外にいる分、日にも焼けやすいことでしょう。

しかし、はっきり日焼けの努力をしている姿も見て取れます。例えば、晴れて天気の良い日の庭の芝刈り(もちろん機械で)などは、男性なら上半身裸、女性なら上はビキニ、などで行っているのも見かけます。また、庭で日光浴するのもよくあることです。確かに、北欧に住んでいると、太陽が出たとき、次にいつ出て来るか分からないので、「今当っておかないと」みたいな気持ちはありますし、太陽が肌にあたる心地良い暖かさは、そんな経験をする機会が少ない分、大変貴重で、幸せに感じます。しかし、それは別に服を着ていてもできるわけですから、やはり服を着ないでやっている場合は日焼け目的ということではないでしょうか。


しかし、北欧人は、全く日焼けしていないと、かなりなまっちろく、不健康な感じに見えてしまうのかもしれません。やはり、すこし日焼けしていた方が健康的に見えるようです。また、その方が少しスリムに見える、というのもあるかもしれません(体型を気にするのはノルウェー人も一緒です)。

こうした様々な理由から、ノルウェー人は、機会があれば日に当たり、日焼けするようです。白人の方が皮膚がんになる確率は高いはずですが、そういうことには目をつむっているのでしょうか。また、シミも、とくに年配のノルウェー人にはけっこう顕著です。私が「日本の女性は、日焼けしないように細心の注意を払っていて、ゴミ出しにも帽子をかぶって行くんだよ」と説明すると(少し誇張?でもそういう人も絶対いるハズ!)、信じられない、という反応です。日本人の極度な美白といい、ノルウェー人の日焼けオブセッションといい、結局ないものねだりなのでしょうか。

2 件のコメント:

  1. ノル人、本当に日光浴命!というところがありますよね。ビーチですらサングラスをするくらいで、帽子をかぶる人もほとんどいませんし。私も郷に入ってはなんとやらですっかりシミを増やして帰ってきましたが、まだ渡ノル間もない頃、あまりの日差しについ大胆にも日傘をさして町を歩くということをしてしまい、めっちゃじろじろ見られてしまいました。日本では当たり前の日焼け防止の長手袋、あれだけはできませんでしたが。

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    1. ノルウェーで日傘とは、勇気ありますね!
      長手袋は、ファッションとして受け入れられるかもしれませんよ。
      実用性もあるし(なにしろ夏でも寒いくらいですから)。

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