2012/04/09

ロンドン訪問

イースターのお休みにロンドンの知人のところに家族で遊びに行ってきました。夫は随分前にも行ったことがあったそうですが、私と娘達にとっては初ロンドンです。スタヴァンゲルからはガトウイックまで直行便が出ているので、ほんの一時間半ほどでイギリスに着いてしまいます。ガトウイックからは特急列車がロンドンのビクトリアステーションまででていて、30分でロンドンの中心に着きます。アメリカや日本には行っても、あまりヨーロッパ内を旅行したことのない私は、その近さにびっくりです。

駅まで知人が車で迎えに来てくれることになっていたのですが、代わりにタクシーで迎えに行く、とのこと。どうしたのかと思ったら、なんとガソリン運輸関係の労働者のストにより、ガソリンスタンドでガソリンが品切れ!ガソリンを入れてから迎えに行こうと思っていた知人はタクシーで来る羽目になったのでした。

私たちが訪ねたのは、上の娘のもとクラスメートのお宅。お父さんがノルウェー人、お母さんがメキシコ人、という組み合わせ。娘さんは、うちの娘たちと同じスタヴァンゲルの英国学校に通っていたのですが、1年半ほど前にお父さんの仕事の関係でロンドンに引っ越したのです。でも、この夏またスタヴァンゲルに戻ってくるということで、仲のよかったうちの娘ともう一度「コネクト」してもらって、引越しがよりスムーズにいくようにしたい、ということで、私たち一家をロンドンに招待してくれたのです。お母さんは、私たちが遊びに行く随分前から、ロンドンで何をしたい?あんなことやこんなことができるよ、というなが~いリストを送ってくれていたのですが、滞在日数は少なく(正味4日ほど)、また、小さい子供づれなので、あまりムリせずに、できる範囲で楽しもう、ということにしました。ただ、娘がバレエを見たいというので、下の子も楽しめる「My First Sleeping Beauty」という子供向けのバレエのチケットを取ってもらいました。

そして、初日。とりあえずロンドンの中心街に行くことにしました。ロンドンブリッジの歌をうたいながらロンドンブリッジを渡ったり、観光バスに乗って雨に降られたり、バッキンガム宮殿に行ったりして、ロンドンに来たんだ、という実感を堪能。二日目は、子供たちと父親組は公園へ、私たち母親組は買い物♪ ロンドンでのショッピングはスタヴァンゲルとは比べ物にならない楽しさです。そして三日目はバレエの公演に行って、その後ナショナルギャラリーに。カルチャーに浸った一日でした。そして最終日はサイエンスミュージアムへ行って、美味しいベトナム料理を食べに行っておしまい、と。随分充実した4日間でしたが、ロンドンを見るには全く日数が足りませんでした。ウエストミンスターにも、大英博物館にも、ロンドンアイにも行かずじまいでちょっと残念でしたが、ま、近いんだしまた来よう、ということに。ロンドンを案内してくれた知人一家にも感謝です。

観光バスから見たビッグベン
バッキンガム宮殿は外から見るだけで、中には入れないんですね。

バッキンガム宮殿の衛兵は若くてびっくり。高校生のバイトかと思うほどでした。

そして私は、短い滞在でしたが、すっかりロンドン好きになってしまいました。ロンドン、素敵!古いものと新しいものがバランスよく共存している感じです。そしてイギリス人の方々、なんて礼儀正しいのでしょう!ちょっとぶつかるとちゃんと謝ってくれる、ドアも開けてくれる、「マダム」と呼んでくれる、数えたらきりがありません。不躾なノルウェー人に慣れてしまった私は、イギリス人の礼儀正しさに正直、感動です。だからといってよそよそしいわけではなく、公園やお店では、知らない人と気軽に会話できたり、とってもフレンドリーです。

また、私はデパートでお財布を置き忘れるという大失敗をおかしてしまったのですが、あわててダッシュで取りに戻ったら、お店の人が「どうしたんですか?なにかあったんですか?」とすぐに声をかけてくれて、お財布を置き忘れたと伝えたら、すぐに売り場の人に確認してくれ、ほんの5分前のことですが、お財布は忘れ物課に届けられた、とのこと。すぐにそこに案内してくれて、お財布は無事に私の手元に戻ったのでした。お店の方、本当にありがとうございました。そして、ロンドンでお財布を失くして、無事に戻ってきた、という奇跡にびっくりです。

そして、当たり前ですが、英語が通じる!言葉が分かる、とはなんと楽チンなことでしょう!ノルウェーでノルウェー語ができないまま生活している、というのが、自分が思っている以上にストレスフルな状況であることが、ロンドンに来てみてあらためて実感されたかんじです。いっそロンドンに移住してしまおうか、などども考えましたが、観光で滞在するのと、実際に住むのとではちがうのは当然です。私たちがお世話になった知人一家も、このままロンドンに住もうと思えばそれも可能であったのですが、ノルウェーに戻るという決断をしたのでしたが、なぜそういう結論に達したのか?

その話は次回に。

3 件のコメント:

  1. おはようございます!

    ロンドン滞在を楽しまれたのですね^^
    私もロンドン、英国、大好きです。
    ノルウェーに較べて 外食も物価も安いし
    言葉もすんなり通じるので嬉しいですよね。

    主人の退職後、娘達の居る英国にするか
    ノルウェーに戻るか 色々悩みましたが
    私たちはノルウェーを選びました。

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    1. 加代子さんも私の知人一家と同じように、ノルウェーかイギリスかという選択をされたのですね。ノルウェーを選んだ決め手は?

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  2. おはようございます!

    ノルウェー選択の決め手ですか?・・・・・
    う~ん・・・
    主人の母国と言うのが一番ですが その他色々。
    私は日本国籍のままですが 主人が国際公務員の時は
    スイス・フランス生活は なんの支障もなかったのです。
    退職すると主人はEUどこでも移住OKですが 
    私は滞在証明書が必要です。
    それで 早く永住権の取れるノルウェーを選択。

    勿論、ノルウェーの方が気候が厳しくても 気候が良いし
    好みは人それぞれですが 私はノルウェーの自然が大好きです。

    それと両国の家を検討した結果、ノルウェーに軍パイが上がりました。
    値段もさることながら 英国の普通の間取りは気に入りません。

    でもノルウェーは物価が高いですよね・・・・
    それに言葉を 一から勉強せねば・・・
    考えると どちらを選択しても後悔が残りそうです(笑)

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