2012/04/01

もうすぐイースター

そう、イースター(復活祭)の時期です。ノルウェーはもちろんキリスト教国なので、イースターをお祝いします。とはいえ、私も夫もクリスチャンではないので、イースターといわれても「ふーん、そう。」くらいなもので、せいぜいイースターバニーと色とりどりのタマゴ、が連想されるくらいでしょうか。なので、自分でなにか実践してお祝いをした経験はないのですが、子供も大きくなってきて「イースターって何?」などどきかれるので、夫が昔習った、そこはかとない記憶をたぐりよせて説明してくれました。それによると、今日、日曜日はパームサンデー、イエスがエルサレムにやって来た日、そして、来週の木曜日がホーリーサーズデーで最後の晩餐、金曜日がグッドフライデーでイエスが十字架貼り付けになって亡くなった日、そしてイースターサンデーに復活した、というふうに、キリスト教の方にとってはとても重要な意味を持つイベントです。

しかし、北欧に住む者にとって、イースターはまた、春の訪れを意味します。なが~い、暗~い冬が終わって、やっと明るい春がやって来た!という嬉しい時期です。このうきうき感は、北欧の冬を体験した人でないと分かってもらえない感覚ではないかと思います。そして、昨日などは、珍しく気持ちよく晴れた日で、もう気分は春!しかし、油断は禁物でした。あまりの天気のよさに、靴下ナシのフラットシューズ、コートはなしでカーディガン、といういでたちで出かけたら、晴れてはいても寒い!また、今日起きたら外は雨。春はいったい何処へ行ってしまったの?

しかし、日がどんどん長くなっているのは、確実に感じられます。朝起きたとき明るい!そして夜は8時でもまだ明るい!これがこのままもっともっと長くなって、「もういいかげん沈んでくれないかしら」と思ってしまうほど日が長くなるのが北欧の夏です。極端なのは、極端に北に住んでいるのだから仕方がないのでしょうか。また、日本だと、春といえば桜ですが、こちらは黄色い水仙の花が春の象徴のようです。水仙とひよこの鮮やかな黄色がショーウインドーを飾ります。また、新学期は8月半ばに始まるので、日本のような、新しい門出、という位置づけもありません。

さて、イースターは上にも書いたように、何日にも及ぶ休日で、いちおうオフィシャルには来週の木曜日(5日)からその次の月曜日(9日)までが祝日ですが、子供の学校は明日の月曜日から来週の月曜日までお休みなので、まるまる休暇をとる人も沢山います。どうやら、山のキャビンに行ってスキー、というのがポピュラーなイースターの過ごし方のようですが、キャビンを持ってる人はいいにせよ、キャビンをレンタルしないといけない場合、ピークシーズンでかなり高くつくようです。また、キャビンに向かう人たちで道が渋滞するのもいつものことです(今年は例年よりやや少なめとニュースで言っていましたが)。

ウチの子供たちの学校もお休みなので、私たちは(前にも書きましたが)ロンドンに行ってきます。でも、天気予報をみたら、今日までいい天気なのに、来週は曇ったり雨だったり、寒い一週間になりそうです・・・。ま、テネリフェで存分に太陽を浴びてきたのだから、ということで、どんな天気でもロンドン楽しんできたいと思います。どうか、滞在中大きいストがありませんように。

では、またロンドンから戻ったら報告ブログします。皆様、よいイースターをお過ごしください。

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